外構照明(エクステリアライト)は、夜間の美観演出だけでなく、安全・防犯の観点からも重要な設備です。しかし、雪の多い福井市では「取り付けたはいいが、1シーズンで水が入って壊れた」「雪の重みでライトが折れた」というトラブルを現場でよく目にします。
元外構営業・現場監督として、雪国での照明器具の選び方と適切な設置方法を、福井市の気候に合わせてお伝えします。
照明を含む外構全体の設計については福井の雪国外構完全ガイドをご覧ください。費用の目安は外構工事の費用相場まとめもあわせてご参照ください。


この記事でわかること
- 雪国の外構照明で重要なのは防水規格(IP規格)
- 雪国で選ぶべき照明器具の種類と費用
- 雪国の外構照明で発生しがちなトラブルと対策
- 雪国の外構照明 費用の総まとめ
- 外構照明 よくある質問
- 福井市の外構照明選びまとめ
雪国の外構照明で重要なのは防水規格(IP規格)
外構照明を選ぶとき、最も重要な指標が「IP規格」(Ingress
Protection)です。これは防塵・防水の性能を示す国際規格で、「IP65」のように2桁の数字で表されます。
| IP規格 | 防水レベル | 雪国での適性 |
|---|---|---|
| IP44 | 水の飛沫に耐える | △(軒下のみ) |
| IP55 | あらゆる方向の水流に耐える | ◯(雨・雪に対応) |
| IP65 | 強い水流にも耐える | ◎(雪国標準) |
| IP67 | 一時的な浸水に耐える | ◎(地中埋め込みに最適) |
| IP68 | 継続的な浸水に耐える | ◎(池・噴水など) |
福井市の積雪量(最深80〜100cm、豪雪年155cm超)と凍結融解の繰り返しを考えると、屋外設置の照明はIP65以上を選ぶことが必須です。IP44程度の「屋外用」表示でも、雪国環境では内部結露や水の侵入が起きて1〜2シーズンで故障します。
雪国で選ぶべき照明器具の種類と費用
ガーデンライト(地中挿し・スタンドタイプ)
植栽や芝生を下から照らすガーデンライトは、雪が積もると埋まってしまうため、雪国では設置場所と高さの計画が重要です。
- 費用目安:1〜3万円/箇所(工事費込み)
- 注意点:高さ30〜50cmの製品は雪に埋まる。雪国では60cm以上のタイプを選ぶか、撤去・設置が容易なタイプにする
- 規格:IP65以上必須
スポットライト(地中埋め込みタイプ)
地面に埋め込んで上向きに照らすタイプです。雪国では雪の重みで器具が破損するリスクがあります。
- 費用目安:2〜5万円/箇所(工事費込み)
- 注意点:積雪荷重に耐える強化ガラス製のものを選ぶ。除雪時のスコップが直撃するリスクも考慮する
- 規格:IP67以上推奨
門柱・表札照明
門柱に設置するライトは比較的保護された位置にあるため、IP55程度でも対応できることが多いですが、横方向からの吹雪には注意が必要です。
- 費用目安:1〜3万円/箇所(電源工事込み)
- 規格:IP55以上
センサーライト(人感センサー付き)
防犯を目的としたセンサーライトは雪国でも有効ですが、降雪中に雪を検知して頻繁に点灯してしまうケースがあります。センサーの感度調整ができる機種を選ぶことをお勧めします。
- 費用目安:1〜4万円/箇所(工事費込み)
- 注意点:センサーが雪に覆われると機能しなくなる。センサー部の設置位置に注意する
- 規格:IP65以上
フットライト・アプローチ照明
足元を照らすフットライトは、凍結した夜間のアプローチの安全確保に役立ちます。
- 費用目安:1〜2万円/箇所(工事費込み)
- 注意点:雪かきスコップが直撃しない設置位置を選ぶ。フラット型(地面に埋め込む)は除雪の邪魔になりにくい
- 規格:IP65以上
雪国の外構照明で発生しがちなトラブルと対策
凍結融解による器具破損
気温が0℃前後で凍結・融解を繰り返すと、器具の接続部やパッキンが劣化して水が侵入します。耐寒性の高い素材(特殊樹脂・ステンレス製)を選ぶことで防げます。アルミダイキャスト製のものは凍結融解に強く雪国向きです。
積雪によるケーブル断線
ガーデンライトのケーブルが雪かき時に引っかかって断線するトラブルがあります。ケーブルはできるだけ地中配管(保護管に入れてから埋設)することで防げます。
塩カルによる端子腐食
道路からの塩カル飛来が照明器具の端子に付着して腐食します。防食グリスの塗布や防水コネクタの使用が有効です。春の雪解け後に器具の状態確認と洗浄を行う習慣をつけましょう。
雪国の外構照明 費用の総まとめ
| 照明計画の規模 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 最小限(防犯・安全確保) | センサーライト1〜2箇所+フットライト2〜3箇所 | 8〜20万円 |
| 標準(安全+美観) | センサーライト+ガーデンライト3〜5箇所+門柱照明 | 20〜40万円 |
| 充実(演出重視) | スポットライト・フットライト・ガーデンライト10箇所以上 | 40〜80万円 |
電気工事(電源確保・配線工事)は別途3〜8万円程度かかることが多いため、外構工事と同時に計画するのが費用を抑えるコツです。
外構照明 よくある質問
冬の間だけ照明器具を撤去すべきですか?
IP65以上の規格品であれば、基本的に冬季も設置したままで問題ありません。ただし、ガーデンライトで雪に埋もれてしまう高さの製品や、除雪時に破損リスクが高い位置の器具は、11月頃に一時的に撤去して春に再設置するのが賢明です。特にLEDライトは急激な温度変化に弱い機種もあるため、購入時に「耐寒性」の仕様を確認してください。
外構照明の電気代は月いくらかかりますか?
LED照明は消費電力が小さく、例えば10W相当のガーデンライトを1日6時間点灯した場合、電気代は月あたり30〜50円程度(1kWhあたり27円計算)です。5〜10箇所設置しても月200〜500円程度と、実際には大きな負担にはなりません。電気代よりも器具の選定ミスによる交換費用のほうが痛手になることが多いため、最初から雪国対応の高品質品を選ぶほうがトータルコストは低くなります。
福井市の外構照明選びまとめ
福井市で外構照明を選ぶ際のポイントをまとめます。
- IP65以上の防水規格を必ず選ぶ(これが最重要)
- 耐寒性・耐凍害性の表示を確認する
- 設置高さを雪の積もる量を考慮して決める
- ケーブルは地中配管(保護管入れて埋設)で保護する
- 塩カルへの耐性(ステンレス・アルミダイキャスト製)を意識する
ハウスメーカーの標準外構プランに含まれる照明器具は、必ずしも雪国仕様とは限りません。地元の外構業者なら、福井の冬で問題の起きにくい器具と設置プランを提案してもらえます。新築・リフォームどちらでも、照明計画は外構工事と同時に進めることで配線工事の費用を節約できます。
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福井外構ドットコムは、福井市内の地元外構業者と提携しています。記事を読んで気になったら、そのままここから直接お見積もりを依頼できます。ハウスメーカーを通さないため、費用も20〜30%抑えられます。
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