外構工事の費用相場は2026年に上がっているのか【福井の業者に直接取材した実態レポート】

「去年より明らかに高い。同じ内容で見積もりを取ったら30万円近く上がっていた」

2026年春、このような声を複数のお客様からいただきました。私(保浦
凌/福井外構ドットコム運営者)は、この現象を自分の目で確かめるために、福井市内および近郊で外構工事を請け負う業者3社にヒアリングを実施しました。その内容をそのまま報告します。

「値上がりしているのはなんとなく知っていたけど、なぜ・どこが・どのくらい上がっているのかを正確に知りたい」という方に向けて、数字と現場の声を交えて解説します。

なお、現在の福井の外構工事費用相場については
外構工事の費用相場まとめ
も合わせてご覧ください。工事種別ごとの詳細な相場をまとめています。

この記事でわかること

  • 2026年春、業者に「相場が上がってる?」と直接聞いてみた
  • 理由①:資材費の上昇(コンクリート・鉄骨・アルミ)
  • 理由②:2026年冬の積雪による修繕需要の集中
  • 理由③:職人不足と春の繁忙期の重なり
  • それでも「直接依頼」が最安値になる理由
  • 現在の相場まとめ(工事種別×費用範囲)

2026年春、業者に「相場が上がってる?」と直接聞いてみた

4月中旬、私は福井市内の外構業者3社(A社・B社・C社)を順番に訪問しました。どの業者も私の質問に対して「正直に言います」と前置きしたうえで、かなり踏み込んだ数字を教えてくれました。以下はそのまとめです。

A社(福井市内・創業22年):「2024年と比べると、同じ内容の工事でも平均15〜20%は上がっている。コンクリート系はとくに顕著で、駐車場1台分だけで5〜8万円の差が出ることもある」

B社(坂井市・創業15年):「材料費だけじゃなく、職人の手配コストが上がっている。以前は知り合いの職人に頼めば日当2万円台だったが、今は3万円〜3.5万円が相場になった。外構は仕上げの職人技が要る工事なので、ここが一番効いている」

C社(福井市南部・創業8年):「2026年の冬は雪が多かったので、春になって一気に修繕依頼が集中した。いつもなら4月上旬から予約が埋まるが、今年は3月末からもう埋まっていた。繁忙期が早まったぶん、材料調達も急ぎになり、コストが上がりやすい状況だった」

3社の声に共通するのは「材料費・人件費・需要タイミングの三重苦」という構図です。以下、それぞれを順番に掘り下げます。

目次

理由①:資材費の上昇(コンクリート・鉄骨・アルミ)

外構工事で使う主要資材は大きく3種類に分かれます。コンクリート系(駐車場・アプローチ)、鉄骨系(フェンス・門柱の骨格)、アルミ系(カーポート・フェンス本体)です。2025年後半から2026年にかけて、いずれも値上がりが続いています。

コンクリート系は、砂・砂利・セメントの原材料費と、運搬燃料費の上昇が主な要因です。A社によると「生コン1m³あたりの単価が2年前と比べて1,500〜2,000円上がっている。駐車場3台分(約50m²)ならコンクリート材料だけで3〜4万円変わってくる」とのことでした。

アルミ系については、カーポートや門扉のアルミ部材が顕著に上昇しています。LIXILやYKKAPなど主要メーカーは2024年・2025年と連続して定価改定を実施しており、製品によっては定価ベースで15〜25%の値上げになっています。福井の業者は「定価が上がると、お客様への見積もり金額をそのまま上げるしかない。値引き交渉の余地も以前より少なくなった」と話していました。

鉄骨系は、世界的な鋼材価格の影響を受けています。フェンスの支柱や門柱の基礎に使うアンカーボルト・鉄筋類が軒並み値上がりしており、「小さいパーツの積み上げがじわじわ効いてくる」という表現をB社はしていました。

理由②:2026年冬の積雪による修繕需要の集中

福井県は日本有数の豪雪地帯です。福井市街地でも最深積雪は平均80〜100cm(豪雪年155cm超)に達し、山間部(大野市・勝山市)では200〜300cmになることがあります。2025〜2026年の冬は例年より積雪が多く、外構設備への被害が各地で報告されました。

C社が挙げた主な被害パターンは次の通りです。

  • カーポートの屋根・フレームの変形・崩落(積雪荷重の超過)
  • カーポートの基礎柱の傾き・ひび割れ(凍害による地盤変動)
  • ブロック塀・フェンスの倒壊(雪の重みと凍結・融解の繰り返しで基礎が損傷)
  • 玄関アプローチのコンクリートの凍害剥離(「スケーリング」と呼ばれる表面剥離)
  • 排水枡のひび割れ・地盤沈下(凍土の影響)

これらの修繕依頼が春に一斉に届くため、通常なら5月・6月にかけて均等に入る依頼が、今年は3月末〜4月に前倒しで集中しました。「職人が繁忙なので工期が伸び、材料の発注も急になる。結果的にコストが上がりやすい構造になる」とC社は説明します。

福井特有の問題として「凍害」と「塩害」の両方があります。凍害は寒冷地特有の現象で、コンクリートが凍結・融解を繰り返すことで内部から崩れていきます。塩害は海沿いの地域(あわら市・坂井市など)で起こりやすく、塩分がアルミ・鉄骨を腐食させます。これらへの対策仕様(高強度コンクリート・防錆塗装)が標準化されているため、もともと全国平均より工事単価が高い傾向にある福井ですが、今年はさらに修繕需要の上乗せがかかっています。

理由③:職人不足と春の繁忙期の重なり

外構工事の現場は、コンクリート工・左官工・電気工・植栽工など複数の職人が連携して動きます。建設業全体で職人の高齢化・後継者不足が深刻ですが、外構分野も例外ではありません。

B社のヒアリングで特に印象的だった言葉があります。「腕のいい左官工が今や取り合いになっている。10年前は日当2万円台で声をかけられたが、今は3万〜3.5万円。それでも断られることがある」

職人不足は工期にも影響します。以前は「依頼から着工まで3〜4週間」だったものが「6〜8週間待ち」になっているケースが増えています。春(4〜6月)は新築の外構工事・雪害修繕・リフォーム工事が一斉にスタートするため、特に需給が逼迫します。

また、2024年4月から建設業でも適用された「時間外労働の上限規制」(いわゆる「2024年問題」)の影響も出始めています。職人一人が動ける時間が制限されるため、同じ工事量をこなすためにより多くの人員が必要になり、コストが上昇しています。

それでも「直接依頼」が最安値になる理由

ここまで「なぜ高くなったか」を説明しましたが、同じ工事内容でも依頼先によって最終的な費用に大きな差が出ます。

住宅メーカーやハウスメーカー経由で外構工事を発注した場合、ハウスメーカーの管理費・マージンが工事費の上に乗ります。このマージン率は一般的に20〜30%程度とされており、外構工事費が200万円なら40〜70万円がマージンとして抜かれている計算です。

直接、地元の外構専門業者に依頼した場合、このマージンがそのまま削減されます。素材費・人件費が上がっているこの時代だからこそ、中間マージンのない直接依頼の意味が大きくなっています。

A社はこう話していました。「うちは直接のお客様からしか受けていない。ハウスメーカーの下請けはやっていない。だからこそ、お客様に対してぎりぎりまで値段を抑えて出せる」

福井外構ドットコムは、こうした地元の外構専門業者と直接つながる窓口として機能しています。問い合わせいただいた内容をそのまま地元業者に届けるため、中間コストは発生しません。新築外構・リフォーム・部分工事・雪害修繕まで、どんな相談でも受け付けています。

現在の相場まとめ(工事種別×費用範囲)

業者3社への取材を踏まえ、2026年春時点の福井市の外構工事費用相場をまとめます。以前の相場と比較した値上がり幅も記載します。

工事種別 2026年春の相場(福井市) 2024年比の変動
駐車場(コンクリート・1台分) 15〜25万円 +3〜5万円
駐車場(コンクリート・3台分) 55〜90万円 +8〜12万円
カーポート(積雪対応・1台用) 25〜40万円 +5〜8万円
カーポート(積雪対応・2台用) 55〜85万円 +8〜15万円
フェンス(アルミ・10m程度) 20〜35万円 +4〜7万円
玄関アプローチ(石材・タイル) 25〜50万円 +5〜10万円
門柱・表札・インターフォン 10〜25万円 +2〜4万円
新築外構一式(標準的な一戸建て) 100〜200万円 +15〜35万円
カーポート修繕(雪害・部分交換) 10〜30万円 +3〜7万円(需要増の影響大)

これらは現地業者への取材に基づく目安です。実際の費用は敷地の形状・地盤状況・使用素材・既存設備の撤去有無などによって変動します。正確な費用は現地見積もりで確認してください。

また、工事種別ごとのさらに詳しい費用解説は
外構工事の費用相場まとめ
をご覧ください。項目ごとの内訳や節約のポイントも掲載しています。

よくある質問

費用を少しでも抑えるには、どのタイミングに依頼するのがいい?

外構工事の繁忙期は春(3〜6月)と秋(9〜11月)です。この時期は職人の稼働が集中するため、工期が延びやすく、費用も高くなる傾向があります。閑散期にあたる7〜8月(梅雨・夏)や12〜2月(厳冬期)は職人の予約が取りやすく、業者によってはこの時期の施工に対して柔軟な対応をしてくれるケースがあります。ただし福井の場合、冬は積雪でコンクリート打設が難しくなるため、現実的には7〜8月か、10〜11月の発注が最も条件を整えやすいタイミングです。

値上がりが続いているなら、早めに発注したほうがいい?

一般論として「さらに上がる前に早く」という判断は成立し得ます。実際、建設資材の価格は短期的に大きく下がる見通しが現時点では立っていません。ただし「急いで依頼して、業者選びが雑になる」のは避けてほしいというのが本音です。外構工事は一度施工すると10〜20年使い続けるものです。複数の業者に見積もりを依頼し、内容・費用・対応をきちんと比較してから判断することをお勧めします。福井外構ドットコムでは、こうした比較・相談も無料で受け付けています。

雪害でカーポートが壊れた場合、火災保険は使える?

条件が揃えば火災保険(風災・雪災特約)でカーポートの修繕費用を補償してもらえるケースがあります。ポイントは「自然災害(雪の重さによる損傷)」という証明です。保険請求には損傷の写真・修繕見積書・事故日の特定が必要になります。まず業者に現地確認と見積もりを依頼し、その資料を保険会社に提出する流れが一般的です。業者側も保険請求に慣れていることが多いので、相談時に「保険適用できないか」と聞いてみると良いでしょう。

このサイトから直接、地元業者に見積もり依頼できます

福井外構ドットコムは、福井市内の地元外構業者と提携しています。記事を読んで気になったら、そのままここから直接お見積もりを依頼できます。ハウスメーカーを通さないため、費用も20〜30%抑えられます。

相談・見積もりは完全無料。費用が発生するのは工事を依頼した場合のみです。

無料相談・見積もりフォームへ →
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福井外構ドットコム 運営者。福井県の外構工事情報を、地元業者の監修を受けながら発信しています。費用・業者選び・雪国対策など、福井市・越前市・敦賀市在住の方に役立つ情報を提供します。

目次