「外構はうちでまとめてやりますよ」と言われたけど、正直ちょっと高いなと感じている——福井市で新築を建てた方から、このご相談を頻繁にいただきます。
実はこの「断れるの?」という疑問、多くの方が抱えています。ハウスメーカーの担当者と良い関係を保ちながら、外構だけ別の業者に頼む。それは十分できます。私・保浦
凌が関わった施主の実体験をもとに、断り方の具体的な手順・メール文例・費用節約額を含めてすべてお伝えします。
なお、新築外構の全体像を先に把握したい方は新築外構の完全ガイドもあわせてご覧ください。

この記事でわかること
- ある施主がハウスメーカーに「外構は別でやります」と言ったときの反応
- ハウスメーカー外構のよくある引き止めパターンと返し方
- 実際にどれくらい安くなったか(費用比較)
- 断るタイミング:引き渡し前のどの段階が最適か
- 断り方の実例(電話・メール文例)
- 福井で地元業者に直接依頼した場合の費用相場
ある施主がハウスメーカーに「外構は別でやります」と言ったときの反応
福井市内で新築を建てた30代の施主Aさん(仮名)の話です。大手ハウスメーカーで2,800万円の注文住宅を契約し、引き渡し3ヶ月前になって外構の打ち合わせが始まりました。
担当者から提示された外構プランは総額230万円。駐車場コンクリート2台分・カーポート1台・門柱・アプローチというごく標準的な内容でした。Aさんは「少し高い気がする」と感じながらも、そのまま進もうとしていました。
そこで私が「一度、地元の外構業者にも見積もりを取ってみてはどうでしょう」とアドバイスしたのがきっかけです。
最初の反応:担当者は「でも保証面が…」と言った
Aさんがハウスメーカーの担当者に「外構は別の業者にお願いするかもしれません」と伝えると、返ってきた言葉はこうでした。
- 「外構と建物の接続部分の保証ができなくなります」
- 「うちのプランは建物のデザインに合わせているので、別業者だとまとまりが出ません」
- 「ローンに組み込む場合は一緒でないと難しいかもしれません」
Aさんはこれを聞いて少し不安になりましたが、実際に地元の外構専門業者に同じ内容で見積もりを依頼した結果、155万円という回答が来ました。差額は75万円。Aさんはその場でハウスメーカー経由をやめることを決断しました。
引き止めを断った後のやり取り
担当者はしばらく引き止めを続けましたが、Aさんが「検討した結果、外構は別途お願いすることにしました。建物本体はこれからも引き続きよろしくお願いします」と毅然と伝えると、それ以上の説得はありませんでした。
引き渡し後、外構工事は地元業者に依頼し、工期2週間で完成。建物との不整合も一切ありませんでした。
ハウスメーカー外構のよくある引き止めパターンと返し方
Aさんのケースは特別ではありません。ハウスメーカーが使う引き止めのパターンはほぼ決まっています。それぞれの返し方をまとめます。
パターン①「保証が受けられなくなります」
実態:外構工事は住宅瑕疵担保責任(新築の保証制度)の対象外です。外構が別業者になっても、建物本体の保証には影響しません。外構と建物の「接続部分」の保証を言う場合がありますが、専門の外構業者もこの点は丁寧に対応します。
返し方:「保証の対象外と確認しています。接続部分については外構業者に確認済みで、問題ないとのことでした」
パターン②「建物のデザインに合わせられません」
実態:外構専門業者は建物の図面や写真を共有すれば、デザインを合わせることができます。むしろ外構専門業者のほうが素材・デザインの選択肢が豊富なケースが多いです。
返し方:「建物の図面を外構業者と共有して進める予定です。デザインの調整は直接お願いします」
パターン③「ローンに組み込めなくなります」
実態:借入先の銀行によりますが、専門業者への直発注でも住宅ローンに組み込めるケースがほとんどです。ハウスメーカーが「組み込めない」と説明するのは自社受注を優先するためのケースが多く、実際は銀行に確認すれば対応できることがほとんどです。
返し方:「外構分はローンに組み込まず、別途対応します。費用差が大きいのでそのほうが総額では得になると判断しました」
パターン④「引き渡し後だと着工が遅れます」
実態:これは事実の場合があります。ただし、地元の外構業者に早めに相談・仮予約すれば、引き渡し直後から着工できます。タイミングの調整は施主側でコントロール可能です。
返し方:「引き渡しに合わせて外構業者のスケジュールを先に押さえています」
実際にどれくらい安くなったか(費用比較)
具体的な費用差を、福井市で実際に見聞きしたケースをもとにまとめます。いずれもハウスメーカー経由の見積もりと、地元外構業者の直接見積もりを比較したものです。
| 施工内容 | ハウスメーカー経由 | 地元業者直接 | 節約額 |
|---|---|---|---|
| 駐車場コンクリート2台分+カーポート1台+門柱+アプローチ | 220〜240万円 | 140〜170万円 | 50〜80万円 |
| 駐車場コンクリートのみ(2台分) | 65〜85万円 | 40〜55万円 | 20〜30万円 |
| フェンス+カーポート(積雪対応)+植栽 | 180〜220万円 | 120〜150万円 | 50〜70万円 |
| シンプル外構一式(小規模敷地) | 100〜130万円 | 65〜90万円 | 30〜50万円 |
ハウスメーカーが外構専門業者に外注する際、中間マージンとして20〜30%が上乗せされます。さらに管理費・諸経費が加算されるため、規模が大きくなるほど差額が拡大します。
福井市の新築外構(標準的な戸建て)であれば、地元業者に直接依頼することで50〜100万円の節約になることが多いです。
断るタイミング:引き渡し前のどの段階が最適か
「いつ断ればいいのか」——これもよく聞かれます。結論から言えば、外構の正式な発注前であれば、いつでも断れます。ただし、タイミングによってスムーズさが変わります。
最適タイミング:外構打ち合わせが始まった直後
ハウスメーカーから「外構の打ち合わせを始めましょう」と言われたタイミングが、最も断りやすいです。まだプランが固まっておらず、双方の手間が少ない状態で話を切り出せます。
- 打ち合わせ開始直後(最適)
- プランが提示された直後(問題なし)
- 見積もりをもらった後(多少気まずいが可能)
- 契約書に署名した後(契約解除が必要・要注意)
福井の場合:冬前の着工を意識したスケジュールを
福井市は積雪量が多く(市街地の最深積雪80〜100cm・豪雪年155cm超、山間部では200〜300cm)、12月〜2月は外構工事が困難になります。コンクリートは気温5度以下での施工で強度不足のリスクがあり、凍害(コンクリート内の水分が凍結・膨張してひび割れる現象)が起きやすくなります。
そのため、引き渡しが10〜11月の場合、外構業者への発注判断は早めに動く必要があります。引き渡し直後に着工を間に合わせるか、翌年3月以降に施工するかの2択になります。「断るかどうか迷っている間に冬になってしまった」というケースも実際にあります。
断り方の実例(電話・メール文例)
実際にどんな言葉で伝えればいいか、電話とメールの文例を用意しました。
電話での断り方(短く・明確に)
電話の場合、長々と説明する必要はありません。以下のように短く伝えるのが効果的です。
「先日お送りいただいた外構のプランについてですが、検討した結果、今回は外構のみ別途専門業者にお願いすることにしました。建物本体は引き続きよろしくお願いします。ご理解いただけますと幸いです」
ポイントは「建物本体はお任せする」という言葉を入れること。担当者との関係を維持しつつ、外構だけ切り離すことができます。
メールでの断り方(記録が残るので安心)
「断った・断っていない」のトラブルを避けるには、メールで伝えるのが最も確実です。以下の文例を参考にしてください。
—
件名:外構工事について(別途発注のご連絡)
○○様
いつもお世話になっております。
先日ご提案いただきました外構工事プランについて、家族と検討した結果をご連絡いたします。
今回は外構工事のみ、別途専門業者にお願いすることに決めました。建物本体については引き続きお任せしますので、引き渡しに向けた準備を変わらずよろしくお願いいたします。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
(氏名)
—
このメールで、理由の説明や謝罪は不要です。発注していない段階で別業者を選ぶことは、施主の当然の権利です。
断った後に「やっぱりうちで」と言われたら
値引き提案(「15%引きにします」など)をしてくるケースがあります。この場合は「すでに外構業者とも打ち合わせが進んでいます」と伝えれば、それ以上の引き止めはほとんどありません。
福井で地元業者に直接依頼した場合の費用相場
改めて、福井市で地元の外構専門業者に直接依頼した場合の費用目安をまとめます。
| 工事項目 | 相場(地元業者直接) | 福井・雪国の注意点 |
|---|---|---|
| 駐車場コンクリート(1台分) | 15〜25万円 | 冬季施工は強度不足リスクあり。春・秋施工が最適 |
| カーポート(積雪対応・1台) | 30〜55万円 | 耐積雪100〜150cm対応品が福井の標準。600〜1500N/㎡仕様を確認 |
| カーポート(積雪対応・2台) | 55〜85万円 | 雪落としスペースも設計に含める必要あり |
| フェンス(アルミ・15m) | 15〜30万円 | 塩害対応コーティングが必要(海沿いエリア) |
| 玄関アプローチ(タイル・石材) | 20〜45万円 | 凍害に強い素材選択が重要。安価な素材は数年でひび割れ |
| 門柱・ポスト・インターホン | 8〜18万円 | 凍結防止仕様・積雪対応ポストを選ぶ |
| 新築外構一式(標準・戸建て) | 100〜180万円 | 雪国仕様(耐積雪カーポート・凍害対策素材)で上振れあり |
福井市では雪の重みに耐えられるカーポートの選定と、コンクリートや石材の凍害対策が必須です。全国向けの相場サイトに書いてある数字より1〜2割高くなるケースがありますが、それは福井の気候に対応した正当な費用です。
福井の地元業者に依頼するメリット
- 雪国の施工経験が豊富:積雪・凍害を知っている業者が施工するため、後のトラブルが少ない
- アフターフォローが近い:何かあれば現地に来てもらいやすい(県外業者では難しい)
- 地域の相場観がある:適正価格で見積もりをもらいやすい
よくある質問
外構を断ったら、ハウスメーカーとの関係が悪くなりませんか?
ほとんどの場合、関係は悪化しません。ハウスメーカーの担当者も「外構だけ別業者」という施主に慣れており、建物本体の引き渡しには影響しません。大切なのは、丁寧かつ明確に伝えること。「建物はお任せします」という言葉を入れると、担当者も安心します。実際にAさんも、外構を断った後も建物の引き渡しは予定通りスムーズに進みました。
外構の打ち合わせを一度した後でも断れますか?
断れます。正式な外構工事の契約書(発注書・請負契約書)に署名・押印する前であれば、法的には何の問題もありません。プランをもらった・図面を見せてもらった・概算を提示された——これらの段階はすべて「検討中」であり、断っても費用は発生しません。ただし、契約後のキャンセルは違約金が発生する場合があるため、署名前に慎重に判断してください。
注意点:ハウスメーカーによっては「外構打ち合わせ費(プラン作成費)」を請求するケースがあります。最初の打ち合わせ時に「プランを作成した場合に費用が発生するか」を確認しておくと安心です。



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