新築外構の植栽計画は、費用と維持管理の手間のバランスをどう取るかが重要です。「雰囲気のある庭にしたい」という気持ちはあっても、知識なく植栽を選ぶと「思ったより手間がかかる」「雪で枝が折れた」「数年で枯れた」という後悔に繋がります。
元外構営業・現場監督として、植栽計画の相談と失敗後の対処を多く見てきました。福井の積雪環境に合った樹種選び・費用相場・維持管理費まで実践的にお伝えします。
この記事でわかること
- シンボルツリーの費用と選び方
- 生垣・目隠し植栽の費用と選び方
- 芝生・グランドカバーの費用と維持管理
- 植栽の維持費用と管理の目安
- よくある質問
シンボルツリーの費用と選び方
シンボルツリーとは、庭の主役となる木のことです。新築外構では玄関前や庭の中心に1本植えることが多いです。
シンボルツリーの費用目安
| 樹高 | 費用目安(植栽・施工込み) |
|---|---|
| 0.5〜1.0m(低木) | 1〜3万円 |
| 1.0〜2.0m(中木) | 3〜10万円 |
| 2.0〜3.5m(高木) | 8〜30万円 |
| 3.5m以上(大木) | 20〜80万円以上 |
一般的な新築外構では、高さ2〜3m程度の高木1本(5〜20万円)をシンボルツリーとして選ぶことが多いです。
福井の雪国に向いているシンボルツリー
最深積雪80〜100cm(豪雪年155cm超)・凍害・塩害(融雪剤)に対応できる樹種を選ぶことが重要です。
| 樹種 | 特徴 | 耐寒性 | 雪国適性 |
|---|---|---|---|
| ソヨゴ(常緑) | 赤い実が可愛い。成長がゆっくりで管理しやすい | ◎ | ◎ 北陸での実績多数 |
| アラカシ(常緑) | 樹形が美しい。生垣にも使われる | ○ | ◎ |
| ハナミズキ(落葉) | 春の花・秋の紅葉が美しい | ○ | ○(雪折れに注意) |
| オリーブ(常緑) | シルバーリーフがおしゃれ。成長が早い | △ | △(福井では寒冷地害が出ることがある) |
| シャラノキ・ナツツバキ(落葉) | 白い花・繊細な樹形 | ◎ | ○ |
| ヤマボウシ(落葉) | 花・実・紅葉と四季を楽しめる | ◎ | ◎ |
オリーブはSNSで人気ですが、福井の積雪環境では冬季に枝が傷んだり、重い積雪で幹が折れるケースが報告されています。植える場合は建物の南側・屋根の庇下など、積雪の少ない場所を選んでください。
生垣・目隠し植栽の費用と選び方
生垣の費用目安
- 低木生垣(高さ0.5〜1m・延長10m):5〜15万円
- 中低木生垣(高さ1〜1.5m・延長10m):10〜25万円
- 高木生垣・目隠し(高さ1.5〜2m・延長10m):20〜50万円
雪国に向く生垣樹種
- ドウダンツツジ:春の白い花・秋の紅葉が美しい。剪定しやすく、積雪にも比較的強い
- アラカシ・ウバメガシ:常緑・生育が旺盛。剪定で高さを維持しやすい
- レッドロビン(カナメモチ):新芽が赤く美しい。常緑で目隠し効果高。福井では冬の寒風で葉が傷むことがある
- コニファー類(エメラルドグリーン等):常緑・成長が遅くで管理しやすい。積雪が多いと枝が広がる(雪吊りが必要)
生垣の最大の注意点は「積雪時に枝が広がって隣地・道路に張り出す」問題です。コニファーや常緑広葉樹は冬前に枝を縛る「雪囲い・雪吊り」が必要なものがあります。
芝生・グランドカバーの費用と維持管理
芝生の費用
- 天然芝(平張り・30m²):10〜25万円
- 天然芝の年間維持費(施肥・除草・芝刈り):3〜10万円/年
グランドカバー(地被植物)
芝の代替として広がりのある低木・草本類でグランドカバーにする方法もあります。
- クラピア・タマリュウ・リュウノヒゲ:1m²当たり2,000〜5,000円
- ヒペリカム・フッキソウ:1m²当たり3,000〜8,000円
クラピア(改良版芝桜)は成長が早く除草手間が少なく、耐寒性もあるため福井でも利用できます。ただし完全に広がるまで2〜3年かかります。
詳しくは新築外構の完全ガイド、費用全体は外構工事の費用相場まとめをご覧ください。


植栽の維持費用と管理の目安
| 植栽の種類 | 年間維持費目安 | 主な作業 |
|---|---|---|
| シンボルツリー1本(高木) | 0〜3万円/年 | 年1〜2回の剪定・施肥 |
| 生垣(10m) | 2〜8万円/年 | 年2〜3回の刈り込み剪定 |
| 天然芝(30m²) | 3〜10万円/年 | 芝刈り・施肥・除草 |
| 花壇・宿根草 | 1〜3万円/年 | 季節ごとの植え替え・施肥 |
業者に剪定を委託する場合、1回3〜10万円程度(規模による)が目安です。自分で維持管理できる範囲に植栽量を抑えるか、維持管理が不要な人工芝・タイルと組み合わせるのが現実的です。
よくある質問
植栽は後からでも追加できますか?
はい、植栽はいつでも追加・変更できます。ただし樹木が育つには数年かかるため、シンボルツリーは新築時から植えておく方が早く「庭らしく」なります。花壇・グランドカバーは生活スタイルが落ち着いてから順次追加する方法も現実的です。
新築外構で植栽をまったく入れないのはアリですか?
問題ありません。駐車場・アプローチ・フェンスのみでまとめた「ミニマルスタイル」も人気です。維持管理の手間がゼロになり、福井では除雪の邪魔になる植栽がないというメリットもあります。後からプランターや鉢植えで緑を取り入れることも可能です。
雪囲い・雪吊りが必要な樹種はどれですか?
コニファー類(ゴールドクレスト・エメラルドグリーン等)、松・モミジ・サルスベリなど、積雪で枝が広がりやすい樹種は雪囲い・雪吊りが必要です。費用は1本3,000〜15,000円程度(業者委託の場合)。雪の重みで根元から折れたり、幹が裂けたりするのを防ぎます。福井市内でも、コニファーの雪折れで翌春に撤去・再植栽が必要になったケースをよく見ます。植栽選びの段階で「雪囲いが不要な樹種」を優先することをおすすめします。



このサイトから直接、地元業者に見積もり依頼できます
福井外構ドットコムは、福井市内の地元外構業者と提携しています。記事を読んで気になったら、そのままここから直接お見積もりを依頼できます。ハウスメーカーを通さないため、費用も20〜30%抑えられます。
相談・見積もりは完全無料。費用が発生するのは工事を依頼した場合のみです。
無料相談・見積もりフォームへ →